小熊英二さんの『社会を変えるには』(講談社現代新書)を読んで、
<構築主義>の考えがとても重要なのでは、と感じた。
要は、「自分が変わることなしに、相手は変えられない」ということだと思う。
そのはじまりはフッサールの現象学で、これまで「客体を観察する主体がある」とする個体論を否定し、関係論・現象学は「主体と客体は志向性(関係)のなかで事後的に決められる」とする(関係論)
その現象学が社会学に入って、構築主義につながっていったという。
人間は、その関係の中で決定される。
関係の中で「つくり、つくられる」のだと。
バニエも同じようなことをのべていた気がする。