パンと薔薇
http://www.ele-king.net/columns/regulars/anarchism_in_the_uk/004681/
ブレイディみかこ氏の記事で知った「パンと薔薇」という言葉がずっと心に残っている。
パンは「最低限の生きる糧」で、薔薇は「生活を飾るもの・尊厳」だという。
もとは詩として生まれ、曲もつけられている。
人間の生に何が必要か、という話になりそうだけれど
やはりただメシを食べさせろということではないのだ。
どんなメシを、誰と、どこで、どうやって食べるかという自由はすべての人に保証されるべきなのである。
ネグリが言ったように、生きるとは労働であり、この世に生を享けた以上、その生が保障されるのは当然だと思う。
そして、権利と義務はバーターではない。
茨木のり子の『もっと強く』にこうある。
"もっと強く願っていいのだ
わたしたちは明石の鯛がたべたいと"
わたしたちは明石の鯛がたべたいと"
遠慮や謙遜はいらない。